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風寒人影少

風寒人影少、唯見電灯連、終夜船来去、汽声破客眠。(風は寒く、人影もまれに、ただ電灯の連なっているのを見るだけである。一晩中船舶が入港しては出航してゆき、汽笛の音が旅客の眠りをさまたげるのである。)[#ここで字下げ終わり] アデンよりポートサイドまで海路一千四百マイル余、ポートサイドよりマルセイ...

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日本郵船は十三マイルを走る

 この郵船は、余が所乗の郵船とともに、同じくマルセイユを指して西航せるも、速力の相違により、二、三時間の後には、はるかに後方の雲波中に埋没して、見ることを得ざるは遺憾千万なり。英国郵船は一時間十六マイルを走り、日本郵船は十三マイルを走る。後者が競走して敗をとるはもちろんなり。 インド出発後、船中の...

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紅海書懐

  紅海書懐紅海尽頭風月幽、亜山埃水入吟眸、客身已在天涯外、遮莫家郷憶遠游。(紅海の懐いを書す  紅海の尽きるあたり、風も月もほのかに、亜《アラビア》の山と埃《エジプト》の水が詩人の眸のなかに入ってきた。旅客の身はすでに天の果てにあり、それはそれとしてもふるさとでは遠く旅にありと思っていることだ...

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